たばこについてあなたが知らない、あれやこれ。 第一章

世の中の流れが禁煙に向かっていく中で、知っているようで知らない〝たばこ〟について学びを深めてみましょう!

たばこの歴史

へぇ~そうだったの!?というたばこの歴史について、学んでみましょう!

たばこはもともと、南米に自生するナス科の植物だというのはご存じでしたか?
習慣としてのたばこは、南米で原住民らが〝儀式〟などの際に使っていたものでした。そして15世紀にコロンブスが〝新大陸〟を発見した際、ヨーロッパはたばこと出会ったそうです。ヨーロッパとアメリカ大陸との行き来の中で、ヨーロッパへたばこと喫煙習慣が伝わっていきます。(参照:厚生労働省 たばこ史概略)
たばこはヨーロッパに持ち込まれた当初から、体に悪い・野蛮といった批判を受けていて、喫煙について議論があったようです。そんななか、フランス公使のニコは、自ら栽培していたたばこを用いて貴族に提供したところ「頭痛が治った!」と喜ばれたといった話がありますが、実は、このフランス公使ニコの名前が「ニコチン」に由来しているそうです。

では、いつから日本にたばこが入ってきたかというと、日本にたばこが持ち込まれたのは16世紀江戸時代です。場所は、長崎・鹿児島などの説がありますが、たばこがはじめて栽培されたのは長崎市の教会と言われています。
その時期のたばこというのは、キセルやパイプなどに刻んだたばこを乗せて吸うものなどが主流でした。道具を含めて、一部の人の習慣という色合いの強いものだったようです。

19世紀末から20世紀のはじめになり、機械化や工業化、ひいては都市化が進み大きな戦争も起こり始めました。世界的に社会のありさまが変わっていく中で、この頃から、現代でも見慣れた〝紙巻たばこ〟の大量生産・消費の時代が始まっていきます。
日本は明治時代になったところで紙巻たばこの流行がはじまり、国内でも紙巻たばこの需要が広がっていきました。

すでにみなさんも当たり前のようにご存じだとは思いますが、残念ながら「健康になるために、たばこをじゃんじゃん吸っちゃってください!」とはお勧めできないものなのです…。なぜならたばこには、フランス公使のニコさんの名前の由来でもお伝えしたように、「ニコチン」という依存性の高い有害な物質が含まれているからです。

さて、ここで皆さんに 質問です。ニコチンはたばこの煙を吸い込んでから、脳に到達するまでにどのくらいの時間を要すると思いますか?
ニコチンが脳に到達する速度は〝わずか7秒程度〟といわれています。驚くことにこの到達速度は、静脈注射よりも速いのです!そしてこの速さが〝強い依存性〟をもたらします。
ニコチンの依存性が強い人は、たばこから卒業しようとする時に、禁断症状が強く出る傾向があります。たばこを習慣的に吸う方や、身の回りによくたばこを吸う人がいる方は、たばこの依存度について気になりませんか…?

たばこ依存度をテストしてみよう!

禁煙外来などでもよく用いられている、ファガストロームニコチン依存度テストで、たばこ依存度を確認してみましょう!

詳細の設問については割愛させていただきますので、ご興味がある方のみ、一般社団法人日本呼吸器学会のホームページから依存度チェックをしてみてください。
この依存度テストは、6つの設問について回答するだけです。設問に当てられた得点を合計してください。合計点が、0~3点は依存度低い、4~6点は依存度普通、7~10点は依存度高いとなります。あなたの依存度は、どこに該当していましたか?

ある統計結果では、自分の意思の力、つまり自分の気持ちだけで禁煙しようとした場合の禁煙成功率は、5~10%程度といわれています。禁煙を意思だけで頑張ろうとしても、9割以上が失敗するのです。
ファガストロームニコチン依存度テストで〈依存度高い〉に該当した方が禁煙をした場合、特に最初の2週間程度は禁断症状が強く出る可能性があります。覚悟を決めて禁煙にチャレンジしても禁煙が成功しないのは、ご本人の意思の問題ではないのです。

病気になってから、後悔する前に。適切な環境を整え、周囲の理解も得ながら禁煙外来などで適切なサポートや治療を受け、禁煙成功への道をたどっていけるといいですね。



ここまでの第一章では、たばこの歴史やたばこの依存度テストを用いながら、たばこについてあなたが知らない、あれやこれをお伝えしてきました。まだまだ、たばこについてお伝えしたいことはあるのですが、この続きは動画コンテンツの第2~3章で、職場の皆さんやご家族など大切な方と一緒にご確認くださいね!

文責:保健師 Murakami
Blog ラブ♡健幸

※第二章、第三章の動画はM&Pラボラトリーと「健康経営プロジェクト」の契約を結ばれている企業様および従業員様が視聴することができます。

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