プライベートを充実!夫婦間・パートナー間のコミュニケーション
皆さんこんにちは。カウンセラーのNAKAYAです。
日頃私は、企業の経営者様や従業員様のカウンセリングをさせていただいています。
ご相談の内容としては、仕事上の問題も多いのですが、プライベートのご相談も多く、特に夫婦間やパートナー間のコミュニケーションの問題についての相談を伺うことも多くあります。
プライベートが充実していない状態では、なかなか仕事にも集中できず成果が上がらないことも考えられますよね。
今回は「プライベートを充実させる‼夫婦間・パートナー間のコミュニケーション」をより良くするための、考えや行動について解説したいと思います。
「ありがとう」をお互い言い合う
「ありがとう」をお互い言い合う
いかがでしょうか?「今更言わなくても分かってくれているよね」なんて思ってませんでしょうか?
「言ってるよ!」と言われる方でも、気持ちがこもってますでしょうか?アイコンタクトも取らず、ボソッと言ったりしてませんでしょうか?
それでは「ありがとう」の気持ちが伝わっていないかも知れないですね。
また「ありがとう」と言う言葉は「感謝の気持ち」だけでなく「ポジティブに捉える」と言う面もあり「相手の良いところに目を向ける」「良い見方をする」と言う感情にもなります
以前私がカウンセリングさせていただいた、結婚3年目ぐらいの男性の話ですが
男性は大阪の岸和田市に住んでおられ(言わずと知れた「だんじり」の町ですね)仕事が終わると、ほぼ毎日会合に参加しなければならなく、帰りが遅くなっていました。
男性は、帰宅すると奥様に「毎日ごめんね」と謝っていたそうです。
するとある時奥様から「謝られると悪いことのように感じるから、これからはありがとうと言って欲しい」と言われたそうです。
毎日、ご主人の帰宅が遅いことに変わりはありませんが、気持ちの受け取り方が変わってきますよね。
私は話を聴いて「大変素敵な奥様だな」と思いました。
「目は口ほどにものを言う」と言うことわざがありますが、案外伝わらないものです。
特に「ありがとう」に関しては、言い過ぎでもちょうどいいくらいです。
アイメッセージ
パートナーとケンカはしたくないけど、これはどうしても言っておかないといけないよね!と言う場合は「アイメッセージ」と言うテクニックを使ってみてください。
「アイメッセージ」の「アイ」は「私」と言うことで、「私」が主語になったメッセージと言うことです。
対義語として「ユーメッセージ」があります。「ユーメッセージ」では「あなた」が主語になったメッセージと言うことです。
例えばパートナーが使ったものを片付けてくれない場合
ユーメッセージでは「あなたは、いつも出しっぱなしで何度言ったら片づけるの!」などと、相手(YOU)が主語になり、相手を責める言葉になってしまいます。
これをアイメッセージで言うと自分(I)を主語にするので「片づけてくれたら私が助かるわ!」などの言葉になります。
「片づけてほしい」と伝えたいことは同じですが、相手を主語にするか、自分を主語にするかで伝わり方は大きく変わってきます。
言われた方も、ユーメッセージでは怒られた感覚になり反発心も芽生えてしまいますが、アイメッセージでは、お願いされている感覚なので、協力的にもなり易くなります。
話を本題からずらさない
それでもケンカになってしまう場合はあると思います。
その際によくやりがちなのが「話を本題からずらしてしまう」ことです。
先ほどの、片づけない例で行きますと「なんで○○を片づけないんだ!」➡「自分だって××は片づけないじゃない!」
これでは問題の解決どころか、火に油を注いでしまいさらに炎上するだけになってしまいますよね。
この際注意していただきたいのが「原因や問題について話し合い、決して話を他のことに広げないことです。」
他のことで問題解決しないといけないことがあれば、それはまた別の機会で落ち着いている時に話し合いましょう。
また同様のこととして、過去に話し合ったり、合意したことや、妥協したことなどの過去の話を持ち出すのも辞めましょう。「あの時だって○○だったじゃない!」これも火に油を注ぐだけですね。
どちらかが謝ったら受け入れる
そして、どちらかが誤ってきたら受け入れましょう。
ありがちなのが、謝ってきているのにまたダメ出しをしてしまい、再炎上させてしまうパターンです。謝罪すのは勇気がいることです。また感情を押し殺して謝罪の言葉を口にしていることも多く、言い返されると直ぐに再炎上してしまいますよね。
仲直りしたい気持ちがあるのであれば受け入れましょう。
もちろんですが自分から「ごめん言い過ぎた」などと謝罪するのも大事ですよね。
まとめ
今回の「プライベートを充実させる‼夫婦間・パートナー間のコミュニケーション」のアドバイスは
①日頃から「ありがとう」を言い合い、パートナーに感謝の気持ちをもつ!
②注意しないといけない時は、パートナーを責める言い方はせず「アイメッセージ」で!
③ケンカになってしまった時は、そのことについてだけ話し合い、他に話を広げない!
④どちらかが謝罪した時は、受け入れるようにしましょう。
夫婦やパートナーと言っても、所詮別人格なので、価値観の違いは当然あります。相手を変えようとせず、自分が合わせることも必要かも知れません。
それでも、謝られても許せないようなことも当然あると思います。
しかし、大きな問題が生じてしまったのは、些細な問題が積もり積もって、すれ違いが大きくなってしまったのがベースになってしまったからかも知れないですね。
今回は、夫婦間やパートナー間のコミュニケーションと言うことで、アドバイスさせていただきましたが、これは職場のコミュニケーションでも同様のことが言えます。ご自身の周囲で起こっていることに当てはめて考えてみて、参考にしていただければと思います。
- 【文:Nakaya(M&Pラボラトリー/チーフカウンセラー)
資格:キャリアコンサルタント・2級キャリアコンサルティング技能士】
年間1,800名以上のカウンセリングを実施。仕事の悩みだけでなく、プライベートの悩みや生活改善などもアドバイス。「いきいきと働き、いきいきと生きる」ことをサポートします。
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