乳がん検診、受けていますか? 第一章

身体が女性の皆さんも、身体が男性の皆さんも、乳がんってどれくらいの確率でかかるのか、ご存じでしょうか。

乳がんってどのくらいの人がかかるの?

さて、みなさんに質問です。2018年に日本全国で乳がんと診断された人数は、どれくらいか想像できますか?

国立がん研究センターのがん情報サービスによると、2018年に日本全国で乳がんと診断された人数は94,519例です。そのうち、男性が661例、女性が93,858例となっています。
実は、2018年女性の部位別がん罹患数の1位は乳がんです。この数字から計算すると、生涯で乳がんにかかる人は〝9人にひとり〟ということになります。そしてあまり認知はされていませんが、男性も乳がんになります。乳がんは女性だけの病気ではないのです!!
次に、2019年の死亡数についてです。2019年における乳がんの死亡数は14,935人。乳がんで亡くなる女性は30代から増え始めて、60代でピークとなります。

「へぇー、たったそれだけの人数なの?だったら、自分は大丈夫だよね…」と、思いたい気持ちもわかりますが…。9人にひとりという確率を聞いて、果たして他人事と思えるでしょうか。
自分自身の人生を楽しむためにも、そして、気づくのが遅れて大切な人に悲しい思いをさせないためにも。日ごろからのセルフチェックや定期的な乳がん検診を受け、異常の早期発見・早期治療を行えるようにしておくことが、とても大事です。

乳がんリスクが高い人ってどんな人?

該当する方は〝乳がんのリスクが高い〟と考えられていますので、特に注意しておく必要があります。

【乳がんリスクが高い人】
➀家族(祖父母、父母、兄弟姉妹)で乳がんや卵巣がんにかかった⼈がいる
②初潮が早く(11歳以下)、閉経が遅い(55歳以上)
③初産が30歳以上、または出産経験、授乳経験がない
④閉経後の肥満

いかがですか?
これらに該当している場合は、特に注意が必要です。乳がんリスクが高い人に関して詳しく知りたい方は、日本乳癌学会の乳癌診療ガイドラインをご参照ください。
繰り返しになりますが、乳がんは女性の部位別がん罹患数の1位です。現在、生涯で乳がんにかかる人は9人にひとりという計算になります。2003年の統計では、生涯で乳がんにかかる人は30人にひとりの割合でした。つまりこの15~6年で、乳がん罹患リスクは3倍以上になっています

ちなみに私は、上記の乳がんリスクが高い人に該当していますので、30歳前半から乳がん検診を定期的に受けています。そしてこの乳がん検診(マンモグラフィ―・乳腺エコー)で〝小さな乳腺石灰化〟や〝小さな乳腺嚢胞〟があることがわかっています。ですがサイズはとても小さいため、セルフチェックだけではわかりません。
もちろん、日常のセルフチェックも異常の早期発見という意味では大事になりますが、セルフチェックだけでは気づけないものもあります。そのため、サイズが大きくなっていないか、増えていないか、新たな病変はないかを確認し安心して過ごすためにも、毎年必ず専門機関で乳がん検診を受けています。

私は以前、看護師をしていました。定期的に検診を受けてこず、がんが進行してから気づくのでは遅いという現状をお仕事中に目の当たりにしてきました。手遅れになってからではご本人はもちろんのこと、パートナーやご家族への動揺も大きなものになります。
乳がんだけに限ったことではありませんが、億劫がらずに定期的にがん検診も受け、異常の早期発見に努めてくださいね。


乳がん検診、受けていますか? 第二章 へ続く

第一章では
・乳がんってどのくらいの人がかかるの?
・乳がんリスクが高い人ってどんな人?
についてお伝えしてきました。

第二章では
・セルフチェックってどうやったらいいの?
・乳がん検診ってどんなものがあるの?
についてお伝えしていきますので、引き続き動画コンテンツでご確認くださいね!

文責:保健師 Murakami
Blog ラブ♡健幸

※第二章の動画はM&Pラボラトリーと「健康経営プロジェクト」の契約を結ばれている企業様および従業員様が視聴することができます。

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