尿酸値がアップする、ナイスなフルコースってご存じですか!?

〝尿酸値が高い〟と指摘されている方、必見です!!
尿酸値を下げようとしている方が陥りやすい、間違った対処法をやっていませんか?

尿酸値が高いと、痛風以外にもそんな危険があるの?

一般的には、尿酸値が高い=痛風になる!と思われていますが、実は痛風以外にも、尿酸値が高いことで引き起こしやすくなる病気があるのは、ご存じですか?

では、具体的な病気について触れる前に、そもそも〝尿酸〟とはなんなのかについて、まず知ってみましょう。
尿酸とは、細胞の中にある〝プリン体〟という成分が、肝臓で分解される時に作られるものです。人の体にはなくてはならないもので、体内に必要な適量であれば、強い抗酸化作用で血管の老化を防ぐ役割を担っています。尿酸は、作られる(産生)と、体の外に出ていく(排泄)が常に行われていて、産生と排泄で体内循環し、ある一定のバランスが保たれています。
健康であれば、尿酸は循環しているので体の中にたまり過ぎることなく、一定の範囲内でバランスが保たれているのですが、この割合が崩れて過剰に体内に尿酸が溜まると、痛風以外にも次のような 病気になる可能性が高まります。

【尿酸値が高くなるとかかりやすい病気】
◎高血圧、脂質異常症、糖尿病、を引き起こし、動脈硬化を進行させて脳卒中や心臓病のリスクを高くする
◎心房細動によって、血栓という血の塊ができやすくなり、脳梗塞のリスクを高くする
◎腎臓の機能を低下させ、腎不全になることで、透析が必要になることもある
◎尿酸値が高いと尿が酸性に傾き、尿酸結石ができやすくなる
◎痛風になる

このように、尿酸値が高い状態を放置するのは、実はけっこう危険なことなのです。

えっ?それ逆効果だったの!?

尿酸値を下げようと生活改善に取り組まれている方もいますが、詳しくお話を聞くと実は、逆に尿酸値が上がってしまうことをしている、という方もいらっしゃいます。さて、あなたが尿酸値を下げるためにしている対策は、本当に効果的な方法なのでしょうか?

尿酸値が逆に上がってしまう、下記のフルコースを行っていませんか?

例えば、無酸素運動ともいわれる、息ごらえするほどの筋トレや、マラソンなどの激しいスポーツなどです。
実は、筋トレは体内でプリン体が発生し、尿酸値は上がります。さらには、疲労物質として乳酸が溜まることで尿酸の排泄を阻害し、体内に尿酸が溜まりやすい状況となります。他にも、激しいスポーツを行うことによって多量に汗をかくため、脱水に傾きやすく、血液が濃縮されることでも尿酸値は上がります。

更には、激しい運動を終えてサウナで汗をかき、お風呂上りにプリン体ゼロのビールをゴクゴクたくさん飲んでいませんか?
サウナで多量に汗をかくのも、脱水に傾きやすい状況となります。ストイックに運動した達成感と、サウナの発汗で爽快感を得たあとでの、頑張った自分へのご褒美の飲酒は、本っ当に最高ですよね!ですが、いくら〝プリン体ゼロのビールを選んでいる〟といっても、たくさん飲めば尿酸値は上がりやすくなります。アルコールは種類に関係なく尿酸を上げますし、大量に飲酒をすると体内に乳酸が溜まるので、これも尿酸の排泄を阻害します。

こうして、尿酸値をよりアップさせるための、フルコースの完成です!!

じゃあ、どうしたらいいんですかっ!!

そうですね。最後は実践可能な具体的な対策について、考えてみましょう。

よくお聞きすることなのですが、「あの食品はプリン体が多いから、もう食べるのやめようかな。」 「あのお酒はプリン体が少ないから、ある程度飲んでも大丈夫でしょ…?」というその対策は、現実的に長い目でみて、本当に継続できそうでしょうか…?
生活改善を行う際には、一時的にしか続かない可能性が高い小手先の対策よりも、緩やかに長く継続できる方法がお勧めです。

方法としては、ウォーキング程度の有酸素運動を継続的に行い、生活や体重管理を行う方が尿酸値の改善には向いています。具体的には、極端な食事制限をするよりも、日ごろから食べ過ぎを避け、日常的に10分単位でウォーキングを行ったり、体を動かす習慣をつけるだけでも尿酸の改善は期待できます。
水分摂取が少なく脱水に傾くと尿量が減り、尿酸の排泄が滞ります。水分を取り忘れる方は、コップや水筒・ペットボトルなどで水分摂取量をカウントして、1日1500~2000ml程度水分摂取を目指してみましょう。

尿酸値が高い状態で放っておくと、痛風以外にも、命に関わる病気になることもあります。
これを機に、健康の通知表であるあなたの健康診断の結果を振り返ってみてください。最近の尿酸値はどのくらいでしたか…?

尿酸値が高めの方も、今は尿酸値が適正範囲の方も、尿酸が高くならないように、正しい方法で日頃からコントロールしてみてくださいね!

文責:保健師 Murakami
Blog ラブ♡健幸

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