血圧について知ろう!

血圧について知ろう!

みなさま初めまして。保健師のSHIRAKASHIです。
病棟看護師として5年、その後企業内で、健診業務と事後措置、特定保健指導や、メンタルヘルスケアなど、社員1人1人が健康に働けるように、従事してきました。これらの経験を活かし、みなさまの健康をサポートさせていただきますので、よろしくお願いします。

1年に1度は健康診断を受けていると思います。健診項目はいろいろありますが、血圧は必ず測定しますね。今日は血圧とは何か、血圧の基準値、血圧が高いと何が起こるのかを書かせていただきます。

血圧ってなに?

まず血圧とは、血液が心臓から出て血管の中を流れていく時に、血管の壁を押す力のこといい、血圧は心臓が送り出す血液量(心拍出量)と血液の流れにくさ(末梢血管抵抗)で決まります。
血管をゴムホース、血液を水に例えて考えてみましょう。ホースにたくさんの水を流すと、ホース内部には高い圧がかかっている状態となります。また、ホースのどこかを押さえつけて水が流れにくい状態にした時には、少ない水の量でも、押さえたところから後ろは、水が流れにくくなり、高い圧力がかかっている状態になります。つまり水(血液)の量が増えることと、ホース(血管)の抵抗が増すことで血圧は上がるのです。
血圧は上と下の値がありますね。上というのは収縮期血圧といい、心臓がぎゅっと収縮して、全身に血液を送り出すときに血管内にかかる力のことです。下は拡張期血圧といい、全身に流れた血液が、また心臓に戻ってゆるんでいる時に血管に残っている力のことです。つまり血圧は心臓のうごきを表しているのです。

血圧の基準値

下の表は成人における、血圧値の基準です。

血圧は家で測るといつも低いのに!という方は多いと思います。病院や健康診断で測るときは一般に高くなりやすい傾向があるので、家庭血圧は診察室血圧より5mmHg低く設定されています。
診察室血圧においては、収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上、家庭血圧においては収縮期血圧135mmHg以上、拡張期血圧85mmHg以上の値を、どちらか、あるいは両方が上回ると高血圧とされています。
正常血圧と高血圧との間は、正常高値血圧や高値血圧と呼ばれており、将来的に真の高血圧に移行しやすい予備軍なので注意が必要です。

高血圧が続くとどうなる?

それでは血圧が高いとどうなるでしょうか。血管の壁に強い圧力がかかり続けている状態なので、血管内の壁は傷つき、分厚くなり、柔軟性(弾力性)がなくなります。これが動脈硬化と呼ばれる状態です。動脈硬化は加齢や悪玉コレステロールの増加が原因だけでなく、高血圧が続くことによっても引き起こされます。そして動脈硬化がすすむことにより血管の抵抗が増えるので、さらに血圧が上がってしまう悪循環に陥ります。
その悪循環から高血圧の状態が長く続くと、ついには脳梗塞やくも膜下出血、心筋梗塞、狭心症、腎不全など、命にかかわる病気を引き起こすのです。高血圧の症状はすぐに表れにくいため、治療をせずにほっておいてしまいがちですが、高血圧に伴う疾患を予防するためには、定期的に血圧を測定し、自分の血圧が普段どの程度なのか知り、正常値に近づけることがとても大切です。
今一度、健康診断結果を見直して、自分の血圧を振り返ってみてくださいね。

【文:SHIRAKASHI(M&Pラボラトリー/保健師)

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