その脂肪肝、放っておくと〇〇〇に進行するかもしれません!

肝臓に過剰に脂肪がついている脂肪肝。辛い自覚症状が無いからといって、脂肪肝を放置していませんか?

肝臓ってなに?

まずは、そもそも肝臓とはどんな臓器なのか、知ってみましょう。

肝臓は人の体の内臓の中で最も大きな臓器です。体の中のどの場所にあるかというと、肺や横隔膜の下にあり、肝臓の下の部分は、胆のうや胃、十二指腸があります。色は暗赤褐色といって、暗いレンガ色をしており、成人の肝臓の重さは、体重の約50分の1ほどといわれています。人によって違いはありますが、約1.0~1.5㎏ほどの重さです。
次は、肝臓の役割についてです。みなさん、人の体の内臓の中で最も大きな肝臓は、どんな役割があるかわかりますか?
肝臓は、エネルギー源として脂肪を作り、脂肪を蓄える倉庫の役割があります。また、アルコールの分解や代謝、その他いろいろな物質を代謝する役割も担っています。代謝というのは、私たちの体の中でさまざまな栄養素が合成・分解されていく過程のことです。
このように、人に体の中で重要な役割を担っている肝臓ですが、〝沈黙の臓器〟とも言われており、肝臓の病気が進行しても症状が出にくい臓器なので、いよいよ症状が出てきた時には、病気がかなり進行していた…なんてこともありえるんですよ。

脂肪肝ってどんな状態なの?

栄養を蓄えたり、アルコールの分解や代謝をする肝臓ですが、そんな肝臓に脂肪がついた状態の〝脂肪肝〟というのは、どんな状態なのかを、知ってみましょう。

脂肪肝というのは、肝臓に中性脂肪が異常にたまった状態のことをいいます。健康診断では、腹部エコーや腹部CTなどの画像で、脂肪肝かどうかを判定することができます。
肝臓はエネルギー源として脂肪を作り、脂肪を蓄える倉庫の役割がありますが、使うエネルギーよりも作られた脂肪の方が多いと、肝臓の細胞に脂肪がどんどん蓄積していきます。そして、肝臓の細胞に中性脂肪が30%以上たまっている状態になると、脂肪肝と診断されるのです。
健康診断を受けた人のうち約20~30%の方に脂肪肝がみられるともいわれていますが、さて、ご自分の健康診断の結果や、ご家族の結果に〝脂肪肝〟という診断が載っている方はいますか?

脂肪肝を放っておくとヤバいの!?

「脂肪肝ってさ、肝臓に脂肪がついただけの、ただのフォアグラ状態なんでしょ?いま、痛くもかゆくもなんともないし、どこも具合も悪くもないから、検査なんてしなくていいし。病院なんて行かないよ!ははは」このように言っている方、その脂肪肝を早めに改善した方がいい理由をご存じですか?

この脂肪肝、ただ肝臓に脂肪がついた状態だと思って放っておくと、とっても危険なんです!脂肪肝を放っておくと、実は肝硬変や肝臓がんになるかもしれないんですよ!
脂肪肝というのは、大きくふたつに分類されます。ひとつ目は、アルコールが原因のもの、ふたつ目は、アルコールが原因ではないものです。注目すべきは、アルコールが原因ではない〝非アルコール性の脂肪肝〟の方です。
肝臓は再生能力が高い臓器ではありますが、脂肪肝をそのまま放置し、長期間にわたって肝臓の炎症が続くと、肝臓の再生能力が追いつかなくなます。肝臓の細胞が再生できなくなると、肝硬変の状態になり、肝臓がうまく働かくなくなるのです。そして、肝硬変になると、肝臓がんになる可能性が高くなります。
さて、この確率を数字でみてみましょう。アルコールが原因ではない脂肪肝のうち、6~13%に非アルコール性の脂肪肝炎が存在し、10年間で10~29%が肝硬変になります。そして、肝硬変の4~27%に肝臓がんの発症がみられます。これらの数字から、脂肪肝は、肝硬変や肝臓がんの予備軍であることがわかります。
このように、アルコールが原因ではない脂肪肝であっても、脂肪肝を放っておくと、肝硬変や肝臓がんになる可能性があるのです。だからこそ、症状がなにも無いからといって脂肪肝を放っておくのではなく、脂肪肝の指摘を受けた段階で、食事や運動などの生活改善を積極的に行い、脂肪肝の進行を食い止め、改善していく必要があります。

「よし、生活改善をしよう!」と決意をして行動しようとしても、生活状況や健康状態は人それぞれです。
「自分の今の健康診断の結果がこの状態で、過去と今の生活状況はこういう状況だったら、食事や運動などは、どう改善したらいいの?」などの疑問に対し、弊社では(※1)メールやオンラインで保健師が聞き取りを行いながら、個別性に応じた改善方法をご提案させていただいています。
脂肪肝や、その他生活改善に関して等、お気軽に健康相談窓口や、オンライン対面でのティーコーチングをご活用くださいね。無理の少ない方法で生活改善を成功させ、ご自身の今と未来のために病気を予防し、健康を維持・向上していきましょう♪

(※1)ご相談のご利用は、弊社の「健康経営プロジェクト」にお申込みいただいた企業さまへの提供サービスとなります。サービスのお問い合わせお申込みは、弊社のホームページの「お問い合わせ」よりご連絡下さい。

株式会社M&Pラボラトリー
文責:保健師 Murakami
Blog ラブ♡健幸

〈参照・参考〉
厚生労働省 ℮ヘルスネット 〔情報提供〕
日本消化器学会ガイドライン
一般社団法人日本生活習慣病予防学会

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