誰しもが感じたことがある危険信号、そのままにしていませんか?

そもそも疲労ってなんなの?

そもそも疲労とはなんなのか、疲労の定義について知ってみましょう。
疲労とは「精神的・肉体的負担が継続的に加えられたために、感覚や動作などの心理的機能が一時的に低下し、変調をきたすこと」です。
つまり、体が自分の身体機能の限界を越えて活動してしまいそうな危険を事前に察知して、運動を制限させるために「休め」と命じるものすごく重要な生体アラームが「疲労」です。

どんな危険信号がでるの?

生体アラームとしての役割がある疲労は、動物にとっては生命の危機に直結する可能性があるため、痛みや発熱と共に「3大生体アラーム」と呼ばれています。体の中の異常を知らせる大事な危険信号なのです。
どのような危険信号がでるかというと、疲労によって起こる具体的な危険信号は以下のようなものになります。

・刺激に対する反応が遅くなる
・思考能力が低下し、注意力が散漫になる
・動作が緩慢で行動量が低下する
・自律神経に異常が起こる

などの危険信号が体の変化として出現します。
繰り返しになりますが、自分の体の能力の限界を超えて活動してしまいそうな危険を事前に察知し、運動を制限させるために「休め」と命じる重要な危険信号が疲労です。ご自身の体から出ている、これらの重要な危険信号に気づけていますか?そして、危険信号が出た時には、早期に対処できていますか?

疲労を回復させるためにはどうしたらいいの?

疲労をため込まないように、日常的に調整していけるのが理想的ではありますが、疲労がたまって症状が出現することもありますよね。
疲労というのは、肉体的疲労でも精神的疲労でも、脳が動いて消耗している状態です。体を使って疲れているのも、心が疲れているのも、実は脳で感じとっています。肉体的疲労の回復には休息や睡眠が効果的で、精神的疲労の回復にはリラクゼーションや気分転換が効果的です。
また、脳の疲労回復を促すために必要なのは睡眠です。睡眠は体の疲労だけではなく、脳の機能回復にもとても重要です。疲れているときこそ、十分な睡眠時間と質の良い睡眠をとることが、疲労回復には効果的なのです。
良質な睡眠をとるためのポイントは、午前中に太陽の光を浴びること、夜にぬるめの湯で入浴したり、適度に運動することも効果的です。良質な睡眠をとり、疲労回復を促すためにも日常的に取り入れてみてくださいね。
疲労回復のために、これらの対策をとっても回復しない疲労の場合は、病気による疲労の可能性も考えられます。疲労や体のだるさを感じる病気は数えきれません。
対策をとっても疲労が回復しない場合は、医療機関を受診するなどして早めに原因となる病気を明確にし、適切な方法で疲労の回復・軽減に努めましょう。

あのスーパーフードで疲れをとってみませんか?

疲れを解消するためには、体の細胞や代謝を整え、疲労回復する身体のシステムを修復する必要があります。
疲労の原因である活性酸素の害から体を守るには、抗酸化物質を十分に摂る必要があるのですが、実は〝日本食〟は抗酸化物質を体内で効率よく稼働させやすい食材やメニューが多く〝疲労が回復しやすいスーパーフード〟だということをご存じですか?
抗酸化物質が多く含まれる食品としては、鶏胸肉、かつお、まぐろ、トマト、じゃがいも、うなぎ、イワシ、牛乳、ほうれん草、酢、柑橘類、豚レバー、子持ちカレイなどが挙げられます。
抗酸化物質が豊富に含まれるスーパーフード〝日本食〟を日常的に取り入れることで、そもそも疲労しにくくなります。忙しい日々でファストフードや偏りがちなお食事に傾いている方もいると思いますが、ほんの少しでも意識してお食事を摂ってもらえると、疲労の予防をすることも可能です。

誰しもが感じたことがある〝体からの危険信号〟である疲労をそのままにするのではなく、日常的な疲労回復の対策や、疲労をため込まない食事で疲れを予防し、元気に過ごしていきましょうね!


株式会社M&Pラボラトリー
文責:保健師 Murakami
Blog ラブ♡健幸

参考:大阪市立大学健康科学イノベーションセンター、へるすあっぷ21、保健指導リソースガイド



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