その心の叫び声、気づけていますか?  ~メンタルヘルス~

近年、耳にすることが多くなってきたメンタルヘルスとはどんなものなのか、ご存じですか?

今さら聞けないけど、メンタルヘルスってなんなの?

いま一度、メンタルヘルスについておさらいしてみましょう。

メンタルヘルスとは、『精神および行動の障害に分類される精神障害や自殺のみならず、ストレスや強い悩み、不安など、労働者の心身の健康、社会生活および生活の質に影響を与える可能性のある精神的および行動上の問題を幅広く含むものをいう』     
厚生労働省「心の健康の保持増進のための指針」より

簡単に言うとメンタルヘルスとは「心の健康」「精神面における健康」をあらわす言葉です。
心の健康が損なわれることで、行動に変化が現れ、体調も変化してしまいます。
メンタルヘルス不調というと、一般的にうつ病などの精神疾患をイメージするかもしれませんが、ストレスや強い悩み、不安感といった病名が付かない精神状態もメンタルヘルス不調には含まれています。
新型コロナ感染対策のために、私たちの生活様式は大きく変化しました。
行動自粛や、食事・睡眠・運動など、生活全般に大きな変化をもたらしたことで、うつ病や不安症のリスクがいまだ高まっている状態です。
アメリカのカーネギーメロン大学の研究調査では、新型コロナの拡大が始まる前と後では、うつ病のリスクが高い人は2倍に増えたという結果が発表されています。
こころの不調やストレス症状というのは、誰にでも起こるものです。心の不調やストレス症状が長く続いたり、日常生活やお仕事に支障が出ている場合は、早めに対処していきましょう。

メンタルヘルス不調って、どんな症状がでるの?

メンタルヘルス不調になった際に出てきやすい症状について、ご存じですか?

メンタル不調になると、具体的にどのような症状が起こりやすい症状について確認してみましょう。

・気分が沈み、何をするにも元気が出ない
・イライラする、怒りっぽい、不安な気持ちになる
・胸がどきどきする、息苦しい
・周りに誰もいないのに、人の声が聞こえてくる
・何も食べたくない
・熟眠できない などです

また、メンタルヘルス不調の初期のサインで、周りの人が気づきやすい変化としては、以下のようなものがあります。

・急に痩せた、太った
・感情の変化が激しくなった
・遅刻や休みが増えた
・独り言が増えた
・ぼんやりしていることが多い
・ミスや物忘れが多い などです

メンタルヘルス不調の真っただ中にいると、実は、自分ではなかなか気づきにくいものです。だからこそ、職場やご家庭、パートナーやご友人など、日ごろ関わる方がいち早く気づき、適切なタイミングで手を差し伸べ、早期に適切な対処をとっていく必要があるのです。
みなさん、ちょっと思い出してみてください。ご自身も含め、あなたの周りに、メンタルヘルス不調になっている方はいませんか・・・?

メンタルヘルスを良い状態に保つためには、どうしたらいいの?

メンタルヘルス不調にならないために、日常的にどのようなことを行っていると良いのでしょうか?

最後は、心の健康を良い状態に保つために、日常的に頑張らずにできる方法を1つだけ、私の実体験も含めてお伝えしますね。
メンタルヘルスを良い状態に保つために必要なこと、それは〝運動〟です。ウォーキングなどの簡単な運動でも、慢性的なストレスに関連する不調を改善し、メンタルヘルスを維持・向上させることができます。
通勤の時に1駅先まで歩いたり、お買い物に行く時に車ではなく歩いて行ったり、ご自分の生活状況に合わせて、取り入れられそうな簡単な方法を〝継続〟していくことがなにより大事です。
「なんとなくこれなら続けられるかも」くらいに運動のハードルを下げ、実施するタイミングや条件まで決めることで、継続・習慣化することができます。

ちなみに、保健師の私がしている運動はどんな運動かというと、コロナ感染拡大前まで4~5年ほどジムに週3回通い運動していましたが、コロナをきっかけにジムを退会することにしました。
その代わりに、可能な限り毎日ウォーキングをしたり、新たに登山などの野外活動で体を動かす工夫をしました。
おかげさまで、自他共に認めるメンタル安定かつ好調のまま経過しています!
運動習慣の無い方であっても、自分にはできない、なんて最初から諦めないでくださいね。
まずは1日のうち〝10分だけ〟でもウォーキングするところから始めて、ご自分の心の健康のために運動を継続、習慣化してみませんか?

心の病気は自分では気づきにくい場合もあります。
そして、自分で不調に気づけたとしても、心の病気だとは思っていない場合もあります。
今までとは違う行動が出ていたり、生活やお仕事に支障が出ている場合は、早めに専門機関に相談しましょう。

ですが、専門機関に相談するのはハードルが高いと思われる方もいると思いますので、弊社のサービスにあります、保健師やカウンセラーのオンライン面談を受け、心を軽くするのも方法の一つです。
ぜひ、お気軽にご利用くださいね。


株式会社M&Pラボラトリー
文責:保健師 Murakami
Blog ラブ♡健幸

〈参考〉
厚生労働省 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳
厚生労働省 知るところからはじめよう みんなのメンタルヘルス 総合サイト
厚生労働省 労働者の心の健康の保持増進のための指針 PDF資料



運営会社:株式会社M&Pラボラトリー
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事業概要:健康経営支援
・健康経営優良法人(経済産業省)認定サポート
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