仕事にやりがいを感じている人の方が、疲労は蓄積しやすい!
疲労は様々な体調不良やメンタル不調の原因になります。
先ずは疲労の特徴を知ることから始めましょう。
疲労と疲労感の違い
「疲労」と「疲労感」の違いと言われるとピンとこない方も多く居られるかと思いますが、実は全く別物なのです。
年齢や性別による差はありますが「疲労とは」基本的に同一の仕事をすれば同一の疲労が蓄積します。
しかし「疲労感」は、同一の仕事をしても、やる気の有無などによって疲労の感じ方が違います。
「仕事を楽しんでしている人」は疲労感を感じにくく、「仕事を嫌いやしている人」は疲労感をより感じます。
例えば、マラソンなどで42.195kmを走ることは、かなりの疲労が蓄積するはずです。しかしマラソンランナーは「ランナーズハイ」や「ゾーンに入る」などと言って、極限を超越した状態にもかかわらず、疲労感をあまり感じません。完走した後の表情が物語っている通りだと思います。
では、健康経営的に「仕事を楽しんでする人」と「仕事をいやいやする人」どちらのタイプが心配かと言うと・・・
実は「仕事を楽しんでする人」の方が問題なのです。
仕事を楽しんでする人は疲労感が少ないことから「まだまだやれる」と疲労の蓄積がマヒしています。そのため、次々と仕事を受けてしまいます。その結果、疲労はどんどん蓄積し、ピークを越えてしまった時には、心や身体の不調に陥ってしまうリスクが高くなってしまうのです。
「仕事を楽しんでしている人」は疲労の蓄積がマヒしている。つまりは自覚症状が無いのが問題なのです。
みなさん自身や、従業員、同僚にもこんな方は居られないでしょうか?
「仕事が楽しくて好きだ」「ストレスは考えないようにしている」「仕事にストレスはつきもの」「ストレスと言うものが分からない」など・・・
自分で自覚することや、周囲の人が気づいた時には声をかけあい、定期的に休憩をとることが、心と身体の健康維持につながります。
また、休憩をはさむことによりその後の集中力が高まり仕事の効率があがるとも言われています。
なお、疲労には体を動かすことにより起こる肉体疲労もありますが、デスクワークなどで脳も疲労します。デスクワークで身体が疲ないから大丈夫と判断するのは禁物です。
定期的な休憩と睡眠をしっかりとることが心と身体の健康維持には大切なポイントなのです。
- 【文責:Nakaya(M&Pラボラトリー主任カウンセラー)
資格:キャリアコンサルタント・2級キャリアコンサルティング技能士】
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