従業員のモチベーションを維持向上させるには「褒める」ことが重要

日本人は褒めることが苦手な民族と言われます。それは何故なのでしょうか?

 褒めるのが苦手な日本人 

日本人は子供の頃から減点方式で育っており、間違いに目を向けることに慣れ親しんでいるからだと言われています。
例えば、テストが50点だったら「50点も取れたね」と褒められるよりも「なぜ50点しか取れないんだ!」だったり、「算数は得意なのに、なぜ国語はできないんだ!」などと怒られることの方が多くは無かったでしょうか?

上記の事だけではありませんが、我々は褒められることが少なく、怒られることが多い環境で育って来ました。

つまりは、褒められることに慣れていないことから、人を褒めることも苦手と言うことなのです。

近年、子育てにおいても「子供は褒めて伸ばせ」と言われますが、褒めることが苦手な親は怒ることが先行してしまいます。

また一部の親は、「褒める=怒らなければ良い」と都合よく解釈されている方も居られます。
電車などの公共の場で、子供が他人に迷惑をかけていても怒らない親御さんを見かけることもあると思います。
挙句の果てには自分が怒ることを回避するために「前のおじさんに怒られるよ」などと言われることも・・・
前のおじさんである私はあ然としてしまいましたが・・・(^-^;)

 「怒る」と「叱る」 

今回のテーマの「褒める」とは反対の事ですが、「怒る」ではなく「叱る」ことはある程度必要だと思います。
では「怒る」と「叱る」は何が違うのでしょうか?
「怒る」は自身の感情を抑えられず表に出すことで、「叱る」は相手のことを思い指導すると言う違いがあります。
つまり「叱る」には「躾(しつけ)」も含まれているのです。

躾がされずに育った子供が、社会に出てから苦労される姿を、カウンセラーとして多く見てきました。やはり一定の躾は必要だと思います。

しかし「叱る」や「躾」であったとしても、そればかりをされ続けると、精神的な萎縮や、モチベーションが低下してしまうことになります。そこで「褒める」と言うことが重要になってくるのです。

では、どのようなことを褒めれば良いかと言うと、日頃当たり前にできていることを褒めることが必要だと思います。

子供に対しては「今日もいい子でえらかったね」「こけたけど、泣かずに強かったね」「残さず食べてくれて嬉しいよ」「自慢の子供だよ」「かっこよかったよ」など。

妻や夫に対しては「家事や育児をいつもしてくれてありがとう」「いつも遅くまで仕事してくれてありがとう」「いつも助かってるよ」「結婚して本当に良かったよ」など。

部下や同僚・後輩に対しては「今日も頑張ってるな」「頼りにしているよ」「今の対応良かったと思うよ」「さすがだね」「内勤の人が居るから安心して外で頑張れるよ」など。

究極の褒めるは、ミスを報告してきた時です。
ミスの報告で褒める?何を褒めるの?と思われるかも知れませんが、ミスの報告には勇気がいります。その勇気に対しては褒めてあげてください「勇気を持って報告してくれてありがとう。おかげで事が大きくなる前に対処できるよ」などです。
このような言葉をかけられることにより、部下や後輩からトラブルの報告は入りやすくなります。

日本人は「言葉にしなくても、思いは伝わっているだろう」と認識しがちですが、結構言葉にしないと伝わらないものなのです。
褒めることに照れ臭さもあると思いますが、一度やってしまえば案外簡単なことなのです。

【文責:Nakaya(M&Pラボラトリー主任カウンセラー)
資格:キャリアコンサルタント・2級キャリアコンサルティング技能士】
年間1,800名以上のカウンセリングを実施。仕事の悩みだけでなく、プライベートの悩みや生活改善などもアドバイス。「いきいきと働き、いきいきと生きる」ことをサポートします。

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