ポジティブ思考はトレーニングできる

「自分はネガティブ思考で、何でも悪い方に考えてしまう」と言われる方がよくおられますが、ネガティブ思考の人と、ポジティブ思考の人は何が違うのでしょうか?

目次
ポジティブ思考・ネガティブ思考とは

先日、ある男性と面談させていただいていた際にお伺いした話しですが、その男性はいつも帰りが遅くなることから、奥様に「いつもごめんな」と謝っていたそうです。
しかしある時、奥様から「謝られると何か悪いことみたいで嫌だから、これからは“ありがとう”と言ってほしい」と言われたそうです。
ご主人が遅く帰ってくることに変わりはありませんが、奥様はそのことをポジティブに捉えた方が、家庭が円満であり、ストレスに感じないようにと考えられたのでしょう。
大変素敵な奥様だと思いました。

このように
事象には二面性があることも多く、ネガティブに捉えるか、ポジティブに捉えるかによってストレスの感じ方は大きく変わってきます。

ネガティブ思考の危険なところは、ネガティブ思考が、ネガティブ発言になり、耳から入ってくることにより悪循環を加速させてしまうことにあります。

「自分はダメだ」「自分には無理だ」と言い続けると、できることもできなくなってしまいます。
逆にアスリートなどは「自分はできる!」「自分はやれる!」と言い聞かせることで、本来の力以上のパフォーマンスを発揮させたりしていますよね。

言葉には“言霊”があると言われますが、まさにその通りだと思います。
思考の癖を簡単に変えることはできませんが、日々のトレーニングによって改善することは可能です。
先ずは自分の思考の癖を知り、ネガティブ思考になった際に「この事象をポジティブに置き換えることはできないかな?」と考える癖をつけることがトレーニングになります。
例えば
「コップには半分しか水が無い」➡「コップには半分も水がある」
「おみくじが凶だったので今年は悪くなりそうだ」➡「おみくじが凶だったので、後は上がるしかない」
「警察にスピード違反で捕まった」➡「捕まっていなければ、調子にのって事故を起こしていたかも知れない」
等々です。

ネガティブとポジティブを辞書で調べると
ネガティブ=否定的、消極的
ポジティブ=肯定的、積極的
いかに肯定的、積極的に置き換えるかと言うことなのです。

最後に、マザーテレサの言葉を、掲載させていただきたいと思います。


思考に気を付けなさい、それはいつか言葉になるから
言葉に気を付けなさい、それはいつか行動になるから
行動に気を付けなさい、それはいつか習慣になるから
習慣に気を付けなさい、それはいつか性格になるから
性格に気を付けなさい、それはいつか運命になるから
 ―――――――マザーテレサ―――――――

【文責:Nakaya(M&Pラボラトリー主任カウンセラー)
資格:キャリアコンサルタント・2級キャリアコンサルティング技能士】
年間1,800名以上のカウンセリングを実施。仕事の悩みだけでなく、プライベートの悩みや生活改善などもアドバイス。「いきいきと働き、いきいきと生きる」ことをサポートします。



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