【企業インタビュー】
株式会社エーバイシー 代表取締役 本多顕治郎さま
「カウンセリングレポートは、社員の気持ちを知る貴重な経営資料」

建築と土木という異なる部門の設計を行う構造設計事務所、株式会社エーバイシーさま。現在は、M&Pラボラトリーのサービスや福利厚生制度を充実させながら、健康経営に取り組んでおられます。今回は、健康経営への取り組みやM&Pラボラトリーのサービスについて、代表取締役の本多顕治郎さまに話をうかがいました。

社員の健康をサポートする制度を複数策定

ーー社員の健康面に関する課題はありますか。

本多さま)土木施設や建築物はすべてがオンリーワン。それらの構造設計もまた毎回考え方や仕様が異なり、業務はクリエイティビティに富んだものとなります。そのせいか残業時間が多くなり、会社を離れるのが夜遅くなることもあります。
国が定めた範囲を超えないのは当然で、できるだけ残業はしないようにと伝えているのですが、いきなり残業をゼロにするのも難しい。しかも、残業した日は夜遅い夕食を自宅で食べる社員が多かったんです。

ーー会社として、どのような施策をされたのでしょうか。

本多さま) 自宅で夜遅くに夕食を食べるのではなく、会社の近くで早い時間に夕食を食べてもらおうと、残業する社員の夕食代を会社が一部負担する制度を作りました。食生活のリズムを大切にして欲しいという想いからです。
私自身も決まった時間に食事することで健康を維持できている実感があります。夜遅く帰った日も、奥様に申し訳ないと自宅で夕食を食べていたら、結果的に健康を害して奥様に迷惑を掛けてしまう。会社が夕食代を負担する制度があることで、自宅で食べない理由を奥様にもご理解いただけるのではと考えました。

ーー夕食費補助以外にどのような制度を導入されていますか。

本多さま)M&Pラボラトリーのサービスと、ジムを活用できる制度を導入しています。とはいえ、仕事においても健康においても一番大切なのは家庭です。そこで、年1回FamilyDayと称して、社員の家族も含めたレクリエーションや職場見学の機会を設けています。これは社員の家族に事業内容や会社を知ってもらう機会であるとともに、社員の家族同士が交流する機会にもなっています。

2019年 FamilyDay集合写真 

カウンセリング結果を経営方針や福利厚生の策定に活用

ーーM&Pラボラトリーのサービスを導入されていかがですか。

本多さま)各社員がどのように捉えているかは、直接話を聞いていないのでわかりません。ただ、施術やカウンセリングがある日に外出予定が入ったら他の社員と交代するなど、できるだけサービスを受けようと能動的に調整する社員が多いです。だから、大いに受け入れられていると思います。誰かに話を聞いてもらう場があるのは良いことだと、社員のみんなも感じてくれているようです。

ーーありがとうございます。社長ご自身はいかがですか。

本多さま)カウンセリングや施術の日を、働くリズムづくりのひとつとして組み込んでいます。
また、定期的にレポートという形でカウンセリングレポートをいただいているのですが、実は経営者である私にとって、このレポートが非常にありがたい。レポートには、個人情報や守秘義務が保護された状態で、社員の意識傾向やコメントを全社的な客観的データとして読み取れます。これを経営方針や福利厚生制度の策定に活用しています。

ーーどのように活用しておられるのでしょうか。

本多さま)誰が何を言ったかはわかりませんが、例えば『先輩の言葉で凹んでいる社員の方がいるようだ』というデータが上がってきます。それを見れば、私は社員に「後輩への言葉遣いには気をつけましょう」と発信します。本来なら、上司や同僚には言いづらいことですから見過ごしてしまい、それが不満になっていたかもしれない。そんな内容がレポートとしてあがってくるので、私はそのデータを参考に判断して発信したり、経営の指針にしています。

社員の想いを知る手段として継続価値がある

ーーM&Pラボラトリーのサービスを継続する中で、どのようなメリットを感じていますか。

本多さま)評価や人事は、ほぼ部課長に任せています。一人ひとりの社員の評価や気持ちを知ることは、一番近くにいる部課長が最も適任だと思いますから。実際に、私が一人ひとりの社員と十分な時間を取って頻繁に話し合うことは時間的に難しいというのもあります。その中でカウンセリングレポートが「給与の点でありがたい」という社員の言葉や、先輩の言葉に傷ついている社員の存在を知ることができる手段や機会となっています。ですから、続けていく価値が十分にあると考えています。

M&P ラボラトリー サービス(月 1 回 オフィスでの施術・カウセリング面談)

ーー健康経営の視点から、今後どのような会社をめざしますか。

本多さま)当社は、業務面でも人材面でも『多様性』が強みとなっており、業務面では多様な案件を相手の立場に立って考えながら取り組んでいきます。同時に人材面においては、ゼネコンを退職した人や第二新卒を採用するなど、さらに『多様性』を追求していきたい。
現在、先ほど申し上げました通り人事や査定は部課長に任せていますが、働き方改革を進めていく為にはまず現状の把握が重要だと考えており勤務表だけは毎月必ず目を通しているんですよ。そのぐらい残業時間を減らしたい想いが強いです。今後は残業する人が得をするのではなく、会社の方針通り残業を減らして業績を上げた人が評価される会社にしていきます。
レポートを見る限り、報酬や会社の施策への大きな不満はないようですし、最近は働き方改革の影響か早く帰ろうという雰囲気も生まれています。実際に早く帰る社員が増えてきているようですし、この改善に向かう流れを推進していきます。

株式会社エーバイシー 代表取締役 本多顕治郎さま

取材協力:株式会社エーバイシー
インタビュー:株式会社ショートカプチーノ 中 直照
管理:株式会社M&Pラボラトリー

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