モチベーションの仕組み・従業員に経営意識を持たせるには

モチベーションの仕組み

「モチベーション」と言う言葉を私たちは良く使います。
では、モチベーションを維持向上、また下がらないようにするには、何が必要なのでしょうか?
モチベーションとは日本では「動機付け」「やる気」「意欲」とされ、「目標に向かって行動し続ける心理面での原動力」言われています。
ここで注目いただきたいのが「目標」と言う言葉です。
目標とは、具体的であり、かつ期限があってこそ目標と言えます。
例えば、マラソンで、距離やゴール地点も決まっていない、開催日時や目標タイムも決まっていない。それでは走りきるモチベーションは保てないと思います。
また、「来年こそ海外旅行に行きたいな」「少しダイエットしようかな」など・・・目標が漠然としていると達成できないこともよくあります。
つまりは、モチベーションを維持向上されるためには「目標」が明確である必要があります。
マラソンであれば、〇月〇日〇時スタート、フルマラソン42.195km。それを目標にトレーニングされるでしょうし、走行中のペース配分もできるでしょう。
海外旅行やダイエットであれば、具体的に目標や期限を決めることにより、日々の行動も変化するでしょう。
また、他人から決められた目標ではなく、自分で決めた目標であることも、モチベーションの維持向上の大きな原動力になります。

従業員の経営意識

では、仕事上では、どうなのでしょうか?
代表者様から、よく相談されることの一つに「管理職の人にもう少し経営意識を持ってほしい」と伺うことがあります。
しかし、今までサラリーマンとして目標を与えられてきた人が、管理職になったからと、いきなり自ら目標をたてて行動できるようになるでしょうか?
直ぐにできる人が居たとすれば、その方は以前から、経営意識を持った方だと思います。
「従業員」とは、読んで字のごとく「従って業務をする人員」であり、会社もそれだけを求めてきたのであれば、経営意識を持った人材はなかなか育たないと思います。
では、経営意識を持つ人材を育てるためにはどうすれば良いのでしょうか?
それには早い段階から
・小さな仕事から決裁権を与え、全てを任せる
・自分で目標と期限を決めさせる
・失敗を恐れない(失敗しても先行投資と考える)
・結果に対してプラス評価を沢山する(マイナスは少しだけ)
・成功体験を積ませる

もちろん、その方の性格や経験により、向き不向きもあるでしょうし、時間のかかり方も違うと思います。
そこを見極めるのも経営判断だと思います。

【文責:Nakaya(M&Pラボラトリー主任カウンセラー)
資格:キャリアコンサルタント・2級キャリアコンサルティング技能士】
年間1,800名以上のカウンセリングを実施。仕事の悩みだけでなく、プライベートの悩みや生活改善などもアドバイス。「いきいきと働き、いきいきと生きる」ことをサポートします。



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