在宅勤務【在宅うつ予防】

在宅勤務明けのタイミングは特に注意

新型コロナウイルスの感染拡大、そして緊急事態宣言が発令され、初めて従業員様を在宅勤務にされた会社様も多いかと存じます。
様々な心配事は絶えないと思いますが、今回は「在宅うつ予防」について書いていきたいと思います。
「在宅うつ」や「コロナうつ」と言われる言葉は、新型コロナウイルスの感染拡大により、言われだした言葉ですが、「行動制限」や「先の見えない不安」などは、うつ病の発症要因になります。
在宅勤務が始まったばかりの従業員様にとっては「通勤時間が削減された」「家の方がゆっくりできる」など、プラス意見も伺いますが、それは夏休みが始まったばかりの子供と同じ感覚なのかもしれません。
事実、子供の自殺や不登校は、GW明けや、夏休み明けに多くなることが報告されており、社会人でも在宅勤務が明けるタイミングは、特に気をつけなければならないと思います。

ストレス発散ができにくい状況

在宅勤務による「仕事のやりにくさ」や「孤立感」など様々な環境変化によるストレスは、長期化すればするほど蓄積していくことになります。
平常時であれば、飲み会や買い物などで気分転換もできるでしょうが、今は「STAY HOME!」と言われている訳ですから、なかなかそうはいきません。また、できないことに執着してしまうと、かえってストレスは大きくなってしまいます。

生活リズムを崩さず、できることでストレス発散のポイント

在宅うつ予防には、「生活リズムを崩さず、できることでストレス発散する」ことが重要なポイントになってきます。
①睡眠をしっかりとり、朝に太陽光を浴びましょう。太陽光を浴びることで体内時計がリセットされます。
②最低30分程度の運動を行う。通勤が無くなることによる運動不足を補いましょう。ラジオ体操やストレッチ、スクワットなどもよいでしょう。
③規則正しい食生活。暴飲暴食や間食を控えましょう。
④社内との連絡は、仕事の伝達だけでなく、雑談の場も設ける。ビデオ会議で、雑談休憩の時間を設けるのも良いでしょう。
⑤仲の良い友達と、オンライン飲み会などで、ストレス発散しましょう。
⑥出勤時との環境変化を少なくすることを意識しましょう。

まとめ

上記のポイントは、良質の睡眠をとることに繋がります。睡眠は、疲労回復やストレスが軽減されることはもちろんですし、睡眠不良は、うつ病の原因の一つとも言われており、治療方法として「規則正しい睡眠をとること」も勧められています。
更に睡眠の質をよくするには、夕方以降のカフェインや、入眠の1時間前にはPCやスマートフォンを控えて頂くと、より効果的です。

この度の、新型コロナウイルスを乗り越えるには、「一人ひとりが、できることをする」ことが大切だと思います。

【文責:Nakaya(M&Pラボラトリー主任カウンセラー)
資格:キャリアコンサルタント・2級キャリアコンサルティング技能士】
年間1,800名以上のカウンセリングを実施。仕事の悩みだけでなく、プライベートの悩みや生活改善などもアドバイス。「いきいきと働き、いきいきと生きる」ことをサポートします。



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