「睡眠で免疫力を高める」
大阪本町メディカルクリニック 睡眠科  院長 松島勇介先生

弊社(株式会社M&Pラボラトリー)の顧問クリニック「大阪本町メディカルクリニック 睡眠科  院長 松島勇介先生」から、コロナウィルス感染予防についてアドバイスを頂戴しました。

大阪本町メディカルクリニック 睡眠科  院長 松島勇介です。
皆様に最適な医療をお届けするために努力を重ねています。
当院は、以前からコロナウィルスだけに限らず様々な疾患の治療を超えた、予防策を皆さんにお届けしてきました。
ご存知の通り、この新型コロナウィルスに対する治療法は未だ確立しておらず、予防が肝となります。今、私たちにできる予防とは、外側と内側の対策が重要だと考えています。

睡眠で免疫力を高める

まずはマスク・手洗い・うがい等の皆さんが取り組まれている外側の対策は言わずもがな重要です。
そこで今回は、内側の一つの対策について、ウィルスが身体の中に入ってきたとしても重症化しないように自己免疫力を高める、睡眠と免疫の関係について、これまでにも多くの研究結果があり紹介したいと思います。

①睡眠不足でウイルス感染症のリスクが3倍に高まるということ
②二つ目は睡眠不足によりワクチンの効果が50%に低下するという報告です。

まず一つ目の睡眠不足とウイルス感染症についてです。

これは2015年にアメリカのカリフォルニア大学で発表されたもので、健康な男女164名に、鼻から風邪ウイルスを点鼻するというものです。各グループに睡眠時間を決めて、一週間の間にウイルス感染が発症する確率を試験しました。結果は7時間以上の睡眠時間のグループでは17.2%であった感染率が、5~6時間では30.0%、5時間以内では45.2%まで増加するというものでした。つまり7時間上の睡眠よりも5時間以内だと3倍以上もウイルスに感染しやすいという事です。

次に二つ目の睡眠不足とワクチンの効果についてです。

これは2002年にフランスのリヨン大学で発表されたもので、健康な男女25名に、インフルエンザワクチンを投与した後に、どのくらい免疫を獲得したかを調べるというものです。
ワクチン接種後から、通常通りの睡眠をとるグループと、4時間以内の睡眠時間のグループの2つのグループに分けて14日後に確認しました。結果は4時間のグループの方はワクチンの効果が半分以下となっていることが確認されました。

この二つの結果から示唆されるのは「睡眠不足になると風邪を引きやすくなる」し、「睡眠不足は予防接種の効果を低下させる」ということです。

戦後最大の危機とされるコロナ禍の中で、多くの情報が錯綜して一抹の不安を感じられている方も少なくありません。国や行政に頼るだけではなく、一人一人が主体的に行動することこそが、この危機を最小限にするカギだと感じています。
まず今日からできることとしては普段よりも睡眠の量を増やし、できれば7時間以上を眠るようにしましょう 。

明るい、いつもの日常が早く到来するために「今、一人一人の手の中に」その鍵があると思います。 睡眠を通して、皆様のますますの健康をお祈りしております。


大阪本町メディカルクリニック 睡眠科 院長 松島勇介先生
〒541-0052 大阪府大阪市中央区安土町3丁目3-5 イケガミビル5階
TEL 06-6266-7001

協力:大阪本町メディカルクリニック
管理:株式会社M&Pラボラトリー

CATEGORY

Favorite