後輩指導 その時に心掛けておくべきことは?

次の4月の新入社員様の内定式・内定者懇親会等を実施した会社様のお話をよく耳にします。
先輩社員のみなさんの中には職場に新しい風がふく喜ばしい気持ちと同時に、 「どうやって指導しよう‥‥」と不安も多いのではないでしょうか。
後輩指導の際に心掛けてもらいたいポイントをここでお伝えしたいと思います。

目次
1.アイメッセージ
2.「褒める」に慣れる

1.アイメッセージ

「アイ」は私のアイです。
アイメッセージと反対に、相手が受け入れにくい注意の仕方を「ユーメッセージ」と言います。「ユー」は、相手と言うことです。「アイメッセージ」は自分の想いを伝えると言う伝え方です。

分かりやすく例題で説明したいと思います。
例えば、あなたには中学生の子供が居ます。
ある日、連絡も取れず、帰宅したのは夜の12時でした。
この状況の場合、多くの親は「あんた!!何時だと思ってるの!!」とつい怒鳴ってしまうでしょう。

実はこの言葉はユーメッセージになり、相手に自分の感情をぶつけています。
感情をぶつけられた子供は、反抗したり、気持ちが萎縮してしまうことにもなってしまうでしょう。

では、アイメッセージではどのように伝えるかですが、先ずは自分の気持ちがどうなのかを整理します。
この例題の場合、あなたは大切な子供が事件や事故トラブルに巻き込まれたのではないか?と不安で心配な気持ちになっているのではないでしょうか?その気持ちを言葉にして伝えます。

例えば「大切なあなたが、何かトラブルにでも巻き込まれているのではないかと心配で仕方なかった、何故こんな遅くになったの?」親が子供に伝えたいことはユーメッセージと根本は同じです。
しかしアイメッセージで伝えられた場合、子供は「親に心配させてしまった」との気持ちになり、反抗と言う感情は強くはならないでしょう。

 では何故、ユーメッセージになってしまうのでしょう?子供が帰宅するまでは心配だったはずです、しかし子供の顔を見て安心した途端、心配が怒りの感情に変化してしまったのです。
この感情の変化を理解し、本来の自分の気持ちを整理し伝えることで、相手は注意を受け入れやすくなります。

 仕事で注意する場合も同様に、何故怒ろうとしているのか?怒る前に、自分の気持ちを考え整理するようにしていただければ良いかと思います。
「期待をしているから」「信頼しているから」「もっと頼ってほしいと思っているから」「大きな失敗をしてほしくないから」などがあるのかも知れませんね。

2.「褒める」に慣れる

日本人は褒めることが苦手な民族と言われます。それは何故なのでしょうか?

それは、日本人は子供の頃から減点方式で育っており、間違いに目を向けることに慣れ親しんでいるからだと言われています。

例えば、テストが50点だったら「50点も取れたね」と褒められるよりも「なぜ50点しか取れないんだ!」だったり、「算数は得意なのに、なぜ国語はできないんだ!」などと怒られることの方が多くは無かったでしょうか?
上記の事だけではありませんが、我々は褒められることが少なく、怒られることが多い環境で育って来ました。
つまりは、褒められることに慣れていないことから、人を褒めることも苦手と言うことなのです。

では、どのようなことを褒めれば良いかと言うと、日頃当たり前にできていることを褒めることから始めてみてください。
部下や同僚・後輩に対しては「今日も頑張ってるな」「頼りにしているよ」「今の対応良かったと思うよ」「さすがだね」「内勤の人が居るから安心して外で頑張れるよ」など。
妻や夫に対しては「家事や育児をいつもしてくれてありがとう」「いつも遅くまで仕事してくれてありがとう」「いつも助かってるよ」「結婚して本当に良かったよ」など。
子供に対しては「今日もいい子でえらかったね」「こけたけど、泣かずに強かったね」「残さず食べてくれて嬉しいよ」「自慢の子供だよ」「かっこよかったよ」など。

究極の褒めるは、ミスを報告してきた時です。

ミスの報告で褒める?何を褒めるの?と思われるかも知れませんが、ミスの報告には勇気がいります。

その勇気に対しては褒めてあげてください「勇気を持って報告してくれてありがとう。
おかげで事が大きくなる前に対処できるよ」などです。

このような言葉をかけられることにより、部下や後輩からミスなどの報告は入りやすくなります。
日本人は「言葉にしなくても、思いは伝わっているだろう」と認識しがちですが、結構言葉にしないと伝わらないものなのです。

褒めることに照れ臭さもあると思いますが、一度やってしまえば案外簡単なことなのです。

2つのポイント、いかがでしたでしょうか。
感情的な言葉が出そうになった時に「これは何メッセージ?(アイメッセージ?ユーメッセ―ジ?」と少し冷静に見ることが出きれば、コツを掴んできているかもしれません!
職場に限らずご家族にも是非実践ください。

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