できる!自分に合ったコミュニケーション力向上方法

コミュニケーション力をUPしたいと言われる方はたくさんおられます。しかし無理にUPしようとすると、逆に自信を失うことにもなりかねません

自分に合ったコミュニケーション力とは

「コミュニケーション力」集団生活をする中で必要とされる能力ですが、苦手とされる方は多く居られ、カウンセリングでも相談の上位に入ります。
そもそもコミュニケーションとは何かと言うと「お互いに意思や感情、思考を伝え合うこと」と定義されています。また「言語的コミュニケーション」と「非言語的コミュニケーション(笑顔や手を振るなど)」の二つがあり、言葉だけでなく態度や表情だけでもコミュニケーションになると言う事が分かっていただけると思います。
コミュニケーション力を向上したいと言っても、人によって求めるレベルが違い「目を合わせることができない」レベルから「営業的」なレベルまで幅広く、当然アドバイスも違ってきます。
また「周囲から必要とされている」「自分で変わりたいと思う」「憧れ」など色々あり、カウンセリングでは、相談者が求めるレベルを把握することから始め、相談者が無理をして辛くなるようであれば、目標レベルを引き下げることも提案します。
今回は、特に相談が多い「話題が途切れる、沈黙が苦手」と言うレベルについて書きたいと思います。
求めるレベルや、具体的なイメージを持ってもらうために、私がよくする質問が・・・

「あなたは無人島で、1ヶ月間2人っきり生活をします。一緒に行くのは、タモリさん、もしくはサンマさんのどちらかです。どちらと行きたいですか?」

答は、90%以上の人がタモリさん選びます。理由を聞くと「サンマさんは最初はいいけど、自分がずっと聞き役になり疲れそう。タモリさんは話を聞いてくれそう」との回答が多くあります。
両者ともにコミュニケーション力が非常に高い方々ですが、何が違うかと言うと、

サンマさんは話し上手、タモリさんは聞き上手なのです。

「話題が途切れる」と言われる方が、コミュニケーション力を高めることは、サンマさんのように話し上手になることと考えていると、ハードルが高すぎて挫折してしまうことになってしまうでしょう。
しかし、聞き上手のタモリさんなら目指せるのではないでしょうか。
しかも「タモリさんの方がいい」と言われる方が圧倒的に多いのですから。

ポイントは「相手の話に興味を持つ」「うなずき」「あいづち」「オープンクエスチョン」です。

「相手の話に興味を持つ」「うなずき」「あいづち」はイメージできると思います。

具体的なテクニックになるのが、オープンクエスチョンです。タモリさんが非常に得意とされていることです。
オープンクエスチョンの質問例としては「その服どこで買ったの?」となり、質問された相手は回答に説明が必要になり会話が続きます。例えば「〇〇ショップで買ったよ」などです。
クローズドクエスチョンでは「その服買ったの?」となり、相手は回答するのに「はい・いいえ」だけで回答できていしまい会話が続かなくなってしまいます。
オープンクエスチョンだけで会話を続けることは不可能なので、クローズクエスチョンの間に、オープンクエスチョンを入れることを少し意識することで、コミュニケーション力を向上させることができるようになると思います。
また、表情や態度もコミュニケーションの一つですので少し意識することから始めてみてください。

【文責:Nakaya(M&Pラボラトリー主任カウンセラー)
資格:キャリアコンサルタント・2級キャリアコンサルティング技能士】
年間1,800名以上のカウンセリングを実施。仕事の悩みだけでなく、プライベートの悩みや生活改善などもアドバイス。「いきいきと働き、いきいきと生きる」ことをサポートします。



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